宇佐美貴史(ガンバ大阪)が2015年1月のアジアカップの日本代表に選出。
と、いうのはまだ発表されたわけではないが、
もう間違いないだろう。
昨年、バイエルンから帰国してからの活躍。
そして、今年の活躍。
今、のりのりで、キレキレの宇佐美が日本代表に選ばれていないのが不思議でならない。
今年に関しては、2月に怪我をして、
10試合程度出遅れたにもかかわらず、10ゴールを上げている。
(得点ランクトップの大久保が16ゴール)
それを考えると、宇佐美という男がどれだけすごいのかがわかる。
そして、今日、ガンバ大阪が2014年のJリーグ優勝に王手をかけた。
もちろん、ゴールを決めたのは、宇佐美。
2ゴール、1アシスト。
もう誰も止められない感じがする。
宇佐美の特徴は、ドリブル、シュート、そして、ラストパス、
すべてのスキルが高いこと。
特に、シュートは絶品で、弾道が素晴らしい。
シュートの弾道が、ゴールの下半分に収まる弾道。
イメージ的には、キーパーの膝より下の高さの弾道が多いように感じる。
これは、宇佐美自身もどこかのテレビ番組で、
「(弾道を)抑えるのはシュートの基本」
「どれだけ体をかぶせられるか」
「(体をかぶせるのが)体に染み付いている」
と、自身の映像を見ながら話していた。
実際、宇佐美のシュートシーンを見ると、
ボールを蹴る瞬間に、状態が前のめりになっている感じがわかる。
さらに、プレーを分析してわかったことが、
「ペナルティエリア外(ペナルティエリア付近)からのシュートが多い」
「相手を抜ききる前のシュートが多い」
である。
つまり、強くて低いボールを蹴るスキルがあるため、
ペナルティエリア手前付近がシュートエリアになっている。
おそらく、一般の選手と比較すると、5m~10m程度、
シュートゾーンが広いのではないだろうか。
また、相手を完全に抜ききるのではなく、
相手を少しずらして、ゴールが見えたら(シュートコースが見えたら)、
迷いなくシュートを打っている。
おそらく、このシュートタイミングは、
ヨーロッパで習得したものに違いない。
宇佐美自身、ヨーロッパに行ってズタボロ(活躍できずに)
帰ってきたが、得たものは大きかったといっていた。
考え方が変わったと。
「ゴールを決めてなんぼ」
「結果(ゴール)出さないと試合にでられない」
と。
ちなみに、バイエルン時代、リベリからアドバイスをもらったそうです。
「お前は、ドリブルもシュートもうまいんやから、
ボールを持ったら、まずしかけろ」
「そうせんと、あかんで」
と。
来週、Jリーグ最終節。
サッカーに絶対はないが、ほぼ間違いなくガンバ大阪の優勝がきまるだろう。
宇佐美には、今年最後のゴールを決めて締めくくって欲しい。
そして、来年のアジアカップの日本代表の発表を楽しみに待ちたい。
既に、日本代表のリストの中には、宇佐美貴史の名前が入っているのは間違いないが。